ウェットタイプ対応

獣医が安心して勧める食事療法

猫も長く生きていれば病気をしたりちょっとした慢性的な体調不良が出てくるものです。
特に最近は猫の寿命が長くなったのでこのようなトラブルが出るケースは多くなりました。
持病があったり、アレルギーがあったり、ケガや手術をすれば人間と同じように食事療法を勧められることもあります。
猫の食事療法とはどのようなものでしょうか。

よくあるトラブルとして肥満が挙げられます。
肥満が続くと足腰が悪くなったり内臓疾患を引き起こすことがあるため、減量をすることが望ましいです。
減量用のキャットフードは必要な栄養素はきちんと摂りながらもカロリーカットがされています。
そのため、特にキャットフードの食事量を減らすことなく減量ができるようになっています。
これなら猫にとってもストレスにならずに減量できます。

アレルギー食はアレルギーの原因を排除したキャットフードです。
大豆を含む穀物や農薬、添加物アレルギーなど、それぞれに合った除去食が販売されています。
また、アレルギー食ではプロテインが低分子化されています。
低分子化されるとアレルギーによって引き起こされた皮膚や内臓の疾患の改善に効果があります。

病気をしたり、手術をしたりして体力や免疫力が落ちている時や回復時の栄養が必要な時には高カロリー食があります。
これは、退院サポートという名称で販売されているものを与える場合もありますが乳児食を与えることもあります。
乳児期は身体を作るためたくさんの栄養が必要なため、高カロリーになっています。
猫が成長したら乳児用を止めなくてはならないのは栄養過多になり肥満の原因になるためです。
これは、妊娠中や授乳中に与えることもあります。

他にも糖尿病用の食事や消化器、腎臓疾患食などがあります。
糖尿病であれば糖のコントロールがされているのはもちろん、高タンパク低脂肪に作られています。
消化器疾患がある場合には消化しやすい食材が使われていたり腸内環境を整えるオリゴ糖などが配合されています。
腎臓病がある場合にはリンの量を減らす分、タンパク質や必須脂肪酸が多く含まれています。

このように病状に応じて必要な栄養がきちんと配合されています。
間違った与え方をすれば病気になることもありますから医師の指示に従って与えるようにしましょう。

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